ここでは頭痛解消の手段として頭痛薬を紹介していきましょう。
手軽に手に入る市販の頭痛薬
緊張性頭痛に効く市販頭痛薬で有名なのはバファリン、ロキソニン、セデス、イブがあります。ロキソニンは、薬剤師のいるドラッグストアでしか購入できません。
それぞれ効能的に大きな差異はないのですが、イブやセデスの方が若干ではあるものの他と比べて即効性があります。
そして市販の頭痛薬には相性がありますから、自分と相性の良い薬がどれかを事前に把握することをおススメします。
また、市販の頭痛薬を服用する場合に注意しなければならないのは、薬物乱用頭痛です。市販薬は処方箋なしで手軽に購入できるうえ、用法・用量を守らず使ってしまう場合が多いので、より重い頭痛を招いてしまうのです。
- イブ
- 主成分の一般名はイブプロフェン。フェニルプロピオン酸系。胃にやさしく、配合されているアリルイソプロピルアセチル尿素が鎮静の役目をはたしている。消炎・解熱・鎮痛作用がバファリンの数倍～数十倍とされる。
- ロキソニン
- 主成分の一般名はロキソプロフェンナトリウム。イブプロフェンの上位互換。成分が体内で吸収されてから、効果を発揮する仕組みであるため、胃にやさしく、効果も強いとされる。
専門医に薬を処方してもらう
薬物乱用頭痛を避けるうえでも、病院へ行き診療を受けることが大切です。
医師の指導のもと処方される医薬品は効果がない場合でも、次の一手が用意されているので安心なのです。
受診する科は内科ではなく、神経内科、脳神経外科で受診してください。内科で受診し頭痛を訴えると、医師は風邪の可能性を疑う場合があるので避けましょう。最近では神経内科、脳神経外科の中に頭痛外来を設けている病院がありますので、頭痛の原因を明らかにし、症状を把握するうえでも専門医に診てもらって、薬を処方してもらいましょう。
病院で処方される頭痛薬には、アマージ、イミグラン、トリプタン、エルゴタミン製剤などとあり、摂取方法も錠剤、皮下注射、点鼻薬と選択肢があります。
- アマージ
- 主成分の一般名はナラトリプタン塩酸塩。持続性があり、効果が24時間とされる。再発防止効果があるので、頭痛の再発を繰り返す患者に適している。
- イミグラン
- 主成分の一般名はスマトリプタンコハク酸塩。片頭痛に特有の過度に拡張した頭蓋内外の血管を速やかに収縮させ、炎症を起こす物質の放出を抑止する。
摂取方法で頭痛薬の効き目に違いがあるのかについても紹介していきますので、そちらも参考にしてください。