ここでは肩こり頭痛が人体に与える影響について紹介していきましょう。
まず、慢性頭痛には肩こり頭痛(緊張性頭痛)、片頭痛、群発頭痛があります。そしてこれらは複数同時に併発することもあるのです。
実際には併発する場合と、両方の症状が合わさったような状態になる場合とがあるのですが、どちらにせよ両方の症状を持つということです。
このような複数の慢性頭痛を併発しその痛みに悩まされてくると、それを改善するために薬を毎日服用するようになります。そうなると、余計に頭痛がひどくなり薬剤誘発性頭痛(薬物乱用頭痛)も併発してしまう場合があるということです。
薬剤誘発性頭痛(薬物乱用頭痛)を簡単に説明すると、上記のような頭痛を改善するために、鎮痛薬や市販の頭痛薬を毎日服用することで、次第に薬の効果がなくなり、頭痛の頻度と薬の種類と量が増えていき(薬物乱用状態)、結果的により強い頭痛に悩まされる症状です。
そして、このように常日頃から頭痛に悩まされている方は、くも膜下出血などの危険な頭痛が発症した時に日常の頭痛と判断し、自分が非常に危険な状態であるという認識を持つことができないようになってしまいます。
薬剤誘発性頭痛(薬物乱用頭痛)は薬を服用する量を減らしたり薬の種類を変えたりすることで改善します。市販の薬を常用しているが頭痛が改善しない場合は薬剤誘発性頭痛(薬物乱用頭痛)を疑い神経内科を受診して治療方針を練りましょう。