「肩こり頭痛とはどんな症状?」や「肩こり頭痛の原因」においては、肩こり頭痛に焦点を当てて紹介してきましたが、当然のことながら肩こり頭痛以外にも様々な頭痛があります。今回は肩こりということからは少し外れて、頭痛にはどのようなものがあるのか、そして何が頭痛の原因となっているのか、ということについて紹介していきます。
頭痛は慢性的な頭痛と突発性の頭痛に大別されています。慢性的な頭痛とは日常から常に付き合うことになる頭痛で、突発性の頭痛とは急に症状が現れる頭痛です。
まず慢性の頭痛についてですが、これも大きく3つに分けることができます。まず一つは、これまでも紹介してきました緊張性頭痛、つまり肩こり頭痛はこのうちの一つに入ります。他の2つというのは、片頭痛と群発頭痛です。
統計では、この3つの頭痛の中で最多数なのが「肩こり頭痛とはどんな症状?」でも紹介した緊張性頭痛(肩こり頭痛)です。慢性的な頭痛に悩む人のおよそ4分の3、約75%ほどを占めています。
およそ4分の1、25%を占めるのが片頭痛で、群発頭痛を持っている人の割合は、慢性的な頭痛に悩む人の0.1%もいないぐらい稀な症状です。
次に突発性の頭痛についてですが、実は慢性の頭痛よりも注意していただきたいのがこの突発性の頭痛なのです。
突発性の頭痛には、脳卒中や脳動脈瘤、動脈炎などの血管障害によるものですとか、髄膜炎、脳炎、くも膜下出血などによる頭蓋内疾患からの頭痛や、目、耳、鼻、歯、歯髄炎などによるものや、三叉神経痛など、頭蓋における神経痛による頭痛などがあります。
上記のように突発性の頭痛には、命にかかわる危険な要因の頭痛もありますので、突発性の頭痛を感じたらすぐに専門の外来に行き診てもらいましょう。
たかが頭痛ぐらいで(笑)、ではありませんよ!!自分の体のことは自分自身が一番よく知っているかもしれませんが、人間の体は何が起こるか分からないものですので、紹介したような症状と危険があるということを頭の片隅にでも置いておけば対処しやすくなるかと思います。
「病は気から」と言います。常日頃から頭痛のことを考えろとは言いませんが、このサイトをご覧になって注意喚起ができれば幸いです。