筋肉疲労や血行障害などと身体的な原因とともに、近ごろ肩こりを引き起こす原因として精神的(心理的)なストレスも注目されています。
ストレスと肩こりとは関係があるのでしょうか??
(不快)ストレスを感じると自律神経に影響を与えることがあります。その自律神経の中の交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、血行障害を起こしてしまいます。脳に伝達されたストレス情報が神経を媒介に肩や首周辺の筋肉に影響を与えます。そうなると、筋肉が緊張し血行障害を引き起こすのです。
ではどんな人でもストレスから肩こりになる可能性があるということでしょうか?
可能性としては「イエス」です。ただ、人によってストレスの影響を受けやすい・受けにくい、ということがありますので、ストレスがあるから即肩こりにつながる、というわけではありません。
ストレスの影響を受けやすい人の特徴としては、何事にも几帳面で神経質になりがちで人一倍責任感が強い完璧主義な人ですとか、心配性の人、日常生活で悩みや不安、怒りを感じている人、人間関係に気を配りすぎる人、精神的に緊張した状態が続く人、内向的な性格の人などは、ストレスに対しても過剰に反応してしまい、肩こりになりやすい体質であると言えるでしょう。
他にはある意味ストレスの延長線上ともいえるのですが、うつ病になると肩こりがひどくなる場合があります。
しかし、以上のような場合肩こりの原因は精神的な問題ですので、あらゆる肩こり治療を施術しても改善しなかったのに、精神的な問題が解決すると途端に肩こりが解消する、といったことがあります。