入浴時間は、体を温め、疲れを取り、リラックス出来る三拍子そろったオイシイ時間です。この時間を無駄にするわけにはいきません。最大限ツラい肩こり解消に役立てましょう。
ここでは肩こり解消に効果がある入浴法を紹介していきましょう。
ぬるめのお湯であたたまる
まず、ぬるめのお湯に首まで20~30分ゆったりとつかりましょう。熱いお湯でないと入浴した気にならない、風邪をひく心配があるという人がいますが、毎日リラックスして入浴出来、温まりやすい体質になるためにはぬるめのお湯が適しています。
熱いお湯で入浴するとリラックス出来ず、体が芯から温まるまでの時間、熱さに耐え我慢をしなければならないのでストレスが溜まり、筋肉が緊張して逆効果です。
お湯には首までつかることで、肩をより温めることができます。しかし、心臓に持病のある人、血圧の高い人は長湯を避け、心臓に負担の少ない半身浴に変えてみてください。
湯の質にこだわる
入浴時に入浴剤を使うことで、保温効果とリラックス効果を高めてみましょう。
たとえば、漢方で生薬として使われている陳皮(みかんの皮を2,3日陰干ししたもの)や、生姜を使い普段のお風呂を簡易薬湯に変えて、体の芯からぽかぽか温まることで湯冷めしにくい入浴にするのです。
ほかには、ゲルマニウム温浴に代表される鉱石などを使う入浴方法です。発汗・血行促進、冷え性・肩こりの改善などの効果が期待されます。
お湯に入れて入浴すると、ただのお湯よりも体の芯から温まり湯冷めしにくくなり、発汗作用がお肌をつるつる・すべすべにしてくれます。そして、鉱石は天日干しすることで半永久的に使用出来るとされ、初期投資は高めでも実際は経済的なのです。
ゲルマニウム鉱石や、色々な鉱石を使い効果を高めた宝石温泉セットは、1.5キロもの天然鉱石を詰め込んでいますので、まさに、「温泉の宝石箱や~!!」状態です。・・・意味はよく分かりませんが・・・。
以上のような、漢方、鉱石を使った入浴法はそれほど手間もかかりませんので試してみてはいかがでしょうか。
シャワーを効果的に使う
肩こり解消には毎日ぬるま湯にゆったりつかることが大切ですが、入浴にかける時間がもったいないという人もいるでしょう。
そこで、肩こり解消に効果が期待できるシャワーの使い方を紹介しましょう。
温冷交代浴と呼ばれる温かい風呂と冷たい水風呂に交互に入ることで、血行が良くなり体が温まる入浴法があります。これを、シャワーを使って代用するのです。
少し熱めの温度に設定したシャワーを2~3分こっている場所にかけます。シャワーの勢いを強くすることでうたせ湯の効果も期待できます。
次に冷たいとはっきり感じる冷シャワー(湯温度が10度以上の差があること)を夏場は1分、冬場は30秒ほど先ほどと同じこっている場所にかけます。温シャワー→冷シャワーの順に3~4回繰り返しましょう。
すると、筋肉が弛緩→緊張→弛緩→緊張を繰り返し、血行が改善され体が温まるのです。シャワーを浴びる前に、湯につかり体を温めるとより効果が期待できますから、お湯につかるということは可能な限り行ってください。
ただし、心臓への負担も大きいので気を付けるようにしてくださいね。
入浴と運動をセットにする
こりは体の深部にある筋肉で起こっています。ですから、いかに体の芯から温まり血行を良くするかが大切なのです。
そして、入浴後は湯冷めしないよう保温に気を配り、体がリラックスしている状態の時を逃さずに肩まわりのストレッチ運動をしましょう。そうすれば、慢性的な肩こりがみるみると楽になっていくでしょう。
入浴は疲れを取り除き、患部を温めることで血管が広がって血流が増えるため血管内に停滞した老廃物を流し去ることができ、慢性的な肩こりを解消するために効果が期待できます。ですから普段の入浴法に気を配って肩こり解消につなげてください。